2020年01月07日

いのちの持ち物けんさ

 あけましておめでとうございます。

 

 数年ぶりの更新で、いきなりではありますが、新年早々、ステキな歌に出会ったので、ご紹介します。

 https://www.youtube.com/watch?v=iRvBbx2cEQs

 ユウサミイ さんという日本人ミュージシャンの「幸せでありますように」という歌です。

 難民や紛争地域など過酷な環境にいる子供さんを念頭に、「すべての人が、幸せを(仮にその前に亡くなってしまったとしても天国でも)味わうことができますように」という祈りがこめられた歌です。

 

 家族の愛情を受け、安心して眠り、ご飯を食べて、ときどきおやつも食べたりして暮らす、そんな幸せを。

 この歌を聞いて、「なんかいいなあ」「いい歌」と思われた方は、つぎに、「すべての子どもが子供らしい幸せを味わうために自分はなにができるか」を考えてほしいのです。

 line_840636266996480.jpg わたしは、昨年、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)がプロデュースするワークショップ「いのちの持ち物けんさ」に参加しました。

 (それで反省して、このブログを、久しぶりに更新しております)。

 このワークショップは、「難民」の方達の、これまでの「経験」を「追体験」するという試みでした。

   着慣れた服、住み慣れた町、食べ慣れた食事、お気に入りの遊びや持ち物から始まって、安全で快適な住まい、大切な仲間・友達、恩師、かけがえのない家族、そしてもちろんですが、財産、学歴、仕事、故郷、国籍、名前すら、何もかもを全て失って、命だけ抱えて、危険で劣悪な環境で逃げる。

 大人の自分でも、そうなったら耐えられるかわからないと思うほど、あまりに過酷な体験でした。 

 そして、この難民と言われる人達の、実にその約半分が未成年者(子供)なんだそうです。 

    

 それこそ、小学生にもならないような子もたくさん含まれています。

 どう思われたでしょうか?

 わたしは、ぞっとしました。

 そこまで想像力が至りませんでした。

 

 そして、また、みなさんは日本がこうした「難民」に「厳しい国」だということはご存知ですか。

 ほとんどの方は、「よくわからない」「知らない」のではないでしょうか。

 これは当たり前なのです。

  なぜか?

 受け入れていないからです。日本国の中に、難民といわれる人たちを。

 

 ある統計では、1年間にドイツでは約15万人、アメリカやフランスでは約2万5000人、カナダやイギリスは約1万人に対し、日本では約20〜30人です。

 どうですか?

 もう、びっくりするほど少ないですね。

 日本の「法律」では、難民と認定されるための要件が非常に厳しいのです。だから「え、この人たちが難民じゃないの?」と思うような人も難民と認定されません。

 場合によっては、強制送還されてしまうのです。

 

 こういう法律の下で国に対する裁判をしても、非常に厳しい戦いになります。もちろん、中には、この厳しさにめげず、戦いを挑んで、ときには難民不認定処分を違法とする勝訴判決を勝ち取っている弁護士さんもいて本当に本当に尊敬しています。

 ただ、悲しいことですが、この日本の法律を適用する限り、多くは請求棄却判決となることは間違いないです。

 ここで、考えていただきたいことがあります。

 さて、なんでしょう?

 それは、法律はみなさんの思いで、考えで、変えることができるものなんだということです。

 だから、みなさんにも、一度、考えてもらいたいのです。

 「こんな法律のままで本当にいいのかあ?」って。

 

 さきほどご紹介した歌(いい歌ですよ〜)を聴きながら、あなたも一緒にかんがえてみませんか?


                            水谷里枝子

    

  

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