情けないことですが,これが本年最初のブログ記事となります。
本年もあと2ヶ月を切ったこの時期にですが・・・。
私は以前からこのブログを通じて刑事裁判官の推定「有罪」原則に
基づく判決のことについて触れてきました。
しかし,ここ最近はあちらこちらで無罪判決が出されているのを
耳にします。統計は分かりませんが,数としては増えているような
気がします。もちろん,以前から無罪判決が出ていてもそれを
マスコミが伝えなかっただけかもしれませんが。
このような変化を感じられるのも,裁判員裁判導入の影響であると
考えています。
結論ありきの不合理な論理に基づき有罪判決を出す裁判官が
1人でも減るように,私自身も法廷弁護技術を磨いていこうと
思っています。
弁護士 齋 藤 守