2007年06月12日

有罪推定 その2

シンポジウムに参加して被害者の方や弁護人の話を聞いた感想は
「人権というものは本当に不可侵のものとして保障されているのだろうか。」
というものです。
全く何ら犯罪そのものが発生していないところに、捜査機関が犯罪をでっち上げ
何の罪もない人の身柄を長期間拘束して、取り調べでは、長時間、脅し、甘言、
虚言を交え、虚偽自白をとるまで徹底的に痛めつける、挙げ句の果てには
裁判所も捜査機関の尻馬に乗って、ろくに客観的証拠を吟味することもなく
捜査機関が作文をした自白調書を、具体性、迫真性に富むといった理由により
安易に信用し、結果として実刑判決を下し、服役させてしまう・・・。
このような状況の中で、本当に人権が保障されているといえるのでしょうか。
被害にあってしまった人の気持ちを思うと、本当にやりきれません。
検察官や警察官・裁判官は自分たちが扱っている仕事の重さについて
本当に理解しているのでしょうか。甚だ疑問です。
こんなことを書いていると、今度は私が、犯罪をでっち上げられて逮捕されそうですが。
とにかく、捜査の現状に怒りを覚えたシンポジウムであり、
私にとって非常に有意義なものでした

 弁  護  士    齋   藤    守 



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